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第1回佐賀県伊万里市

●第1回家読サミットin伊万里
    (文部科学省「子ども読書の街」づくり推進事業)
 日時 平成21年10月31日(土)午前8時50分~午後12時30分
 会場 伊万里市民センター
 主催 伊万里市、伊万里市教育委員会
 共催 茨城県大子町、青森県板柳町
 協賛 伊万里市ライオンズクラブ
 後援 佐賀県教育委員会、伊万里市小中学校連合PTA,(社)日本図書館協会、
    (社)全国学校図書館協議会、佐賀新聞社、NHK佐賀放送局、STSサガテレビ

 

 家族みんなで本を読み、感想を語り合う「家読(うちどく)」の必要性について考えるサ
ミットが、平成21年10月31日(土)に伊万里市民センターで開催されました。
 伊万里市立黒川小学校児童の心に響く「家読(うちどく)の歌」合唱でオープニング、
基調講演では、ノンフィクション作家柳田邦男氏が絵本の魅力を紹介。
続くシンポジウムでは、家読(うちどく)のまちづくりを推進する
茨城県大子町(だいごまち)の綿引久男町長、青森県板柳町の舘岡一郎町長と
伊万里市の塚部芳和市長が各市町の成果を報告しました。
最後に、3市町の首長が家読(うちどく)推進の共同宣言を行い、サミットを終了しました。

以下に、サミットの概要を報告します。

オープニングセレモニー

ープニングセレモニー

★伊万里市立黒川小学校 家読(うちどく)の歌合唱

サミット参加者が、感極まって涙するという本当に感動する素晴らしい合唱でした。
ある参加者は、「是非、年末の紅白歌合戦で全国の皆さんに聴かせたい!」との発言もありました。
全国にこの歌が響きわたるといいですね。



基調講演 ノンフィクション作家 柳田邦男さん

調講演
演題:「
幼き日の読み聞かせが人生を決める」(講演要旨へリンクします)
講師:ノンフィクション作家 柳田邦男さん

家読(うちどく)事例発表

伊万里市立黒川幼稚園

万里市立黒川幼稚園
(園 長) 西 エイ子
(保護者) 山﨑 祐子、他

黒川幼稚園ではかねてより、1日の保育の時間内に必ず絵本の読み聞かせをおこな
うと共に、様々な取り組みを通して絵本が好きになる子どもを育ててきました。
黒川町あげての家読の取り組みをきっかけとして、保護者にも絵本に関心を持ち、
それが家読に結びつく手立てを考えました。

まず保護者に保育に参加してもらう「親子ふれ合い読書活動」を計画しました。
ここでは時間の関係上、今年の6月に各クラスで取り組んだ様子を紹介します。

クラス毎に読み手の先生・母親・父親の代表が話し合い、年齢や興味に沿った絵本を
選び、いろいろの読み方で読み聞かせに取り組みました。
どのクラスも読み手と聞き手が一体となった楽しい読み聞かせの様子が映像からも
お伝えできたと思います。
この「親子ふれ合い読書活動」の良さは、読み手として参加される保護者は、
子どもたちの真剣なまなざしや素直な反応に喜びを感じ、
また、聞き手として参加される保護者は親子で絵本の楽しさや感動を共有出来るところです。
この取り組みがよい刺激となり、保護者が「家でも読み聞かせをしよう」
「父親の読み聞かせもいいな」と思うきっかけになり、読み聞かせに対する意識が高まり、
家庭で本を読む回数が増えてきました。

二つ目に絵本の部屋作りがあります。
職員室前の玄関フロアーの一角にささやかな絵本の部屋を作りました。
身近に絵本の部屋があることで、子どもが手軽に絵本を手にしたり、親子で絵本の
部屋に来て、一緒に絵本を読んだり、
借りたりする姿があり、絵本の部屋が園児にとっても親にとっても
安らぎや交流の場になっています。

三つ目の手立てが、保護者による月2回の「読み聞かせボランティアやまんこ」の活動です。
子どもたちの反応に喜びややりがいを感じ、読み聞かせボランティアとして活動し、
輪もひろがっています。


伊万里市立黒川小学校

★伊万里市立黒川小学校
(校 長) 山下 定則
(保護者) 中島 耕一、前田 祐子

黒川町が「家読モデル地区」としてスタートしたのが平成19年。
その歳の6月1日、伊万里市長 塚部芳和市長さんが黒川公民館で、
宮西達也さんの絵本「おまえ、うまそうだな」を読み聞かせされたのが始まりです。
黒川町では、早速「家読連絡会」を立ち上げられました。
それは、公民館が中心となり黒川幼稚園、たんぽぽ保育園、黒川小学校、
青嶺中学校、町の関係団体が参加しました。

黒川小学校では、その「家読連絡会」の意向を受けながら家読についての啓発を行いました。
ポスターを作り、家読に関する調査をしました。
また、子どもによる「家読子どもシンポジウムIN黒小」実施しました。

私の方から学校の取り組みを2つ紹介し、ご家庭での実践を、
中島さんと前田さんに紹介していただきます。
その1つが、「ストップ・ザ・見放題&家読」という調査です。
「ストップ・ザ・見放題」は、「ノーテレビ・ノーゲームデー」の取り組みなのですが、
平成17年度から実施しておりました。
19年度からは、それに「家読」を加えて、アンケート調査をしています。
調査したアンケートは、毎月集計して保護者に返しています。
毎月1日は、「黒川小のノーテレビ・ノーゲームデー」です。
そして、毎月第1日曜日は、黒川町の「家読の日」として取り組んでいます。

もう1つは、「ふれあい読書(家読)」です。
学期に1回、それぞれ2週間ずつ設定しています。
この「ふれあい読書」は以前から黒川小学校では取り組んでおりました。
平成19年度、「家読」が提唱されてからは、名称も「家読」という言葉を加え取り組んでいます。

今年度2学期の取り組みは10月13日(火)~23日(金)まででした。
今回は、伊万里市民図書館からこのようなノートをいただきましたので、
これを使って実施しています。


佐川先生

助言者/佐川 二亮(家読(うちどく)推進プロジェクト代表)


○シンポジウム

★テーマ「読書で輝くまちづくりをめざして」

読書で輝くまちづくりをめざして

シンポジスト/
大子町長 綿引 久男
板柳副町長 福田 幸盛
伊万里市長 塚部 芳和
アドバイザー/柳田 邦男
コーディネーター/富吉 賢太郎(佐賀新聞社論説委員長)


家読に取り組み始めた経緯

茨城県大子町(だいごまち)

大子町長

平成18年12月に、町内小学校児童の読書に関する話し合いの中で、家庭での読書、
特に家族を含めた読書の重要性が話題となりました。
平成19年2月に、親子のコミュニケーションを深めるため、家庭における読書活動は
極めて有効な方策のひとつとの観点から、「家読(うちどく)」を教育活動の一環として
位置づけることとし、町内小中学校から実験的に推進校を設定していくことを決定しました。
平成19年度から毎年、小学校1校、中学校1校を「家読(うちどく)推進校」に指定し、
重点的に取り組むことこととするとともに、全小中学校で取り組んでいます。
また、平成19年6月に、町議会において「読書のまち」宣言を可決しました。 


青森県板柳町(いたやなぎまち)

板柳副町長

現在、子どもたちの心が不安定になりつつある大きな原因の一つに、読書離れがあると考え、
豊かな心や忍耐力を育んでくれる読書の素晴らしさを伝えていくため、平成18年3月に
「板柳町子ども読書活動推進計画」を制定し、全小学校で朝の読書を実施することにしました。
また、平成19年8月には「ノーテレビ・ノーゲームデー(毎月30日)」の制定、
町民図書館における「家読(うちどく)コーナー」の新設など、
家読(うちどく)推進へのスタートを切りました。
翌平成20年5月には「読書のまち」を宣言し、「まちかど文庫」の設置、「ブックスタート」の実施など、
より一層読書に親しめる取り組みを行っています。


佐賀県伊万里市(いまりし)

伊万里市長

平成18年に「いじめなし都市宣言」を行い、「思いやりの心あふれるまちづくり」をすすめていますが、
その実現のためには、子どもたちの心の居場所としての家庭の存在が不可欠です。
しかし、昨今家庭での親子の会話の減少が指摘されていることから、
平成19年度より「親子の心をつなぐ『家読(うちどく)』のすすめ」を展開しています。
当初はモデル地区を指定して取り組んでいましたが、今年度からは全市での取り組みを始めています。

家読(うちどく)は保護者がその目的を理解し、子どもと一緒に同じ時間や空間を
共有することが大切なため、「家読(うちどく)のすすめ」のチラシを配布したり、
地区別の「家読(うちどく)集会」等
で目的やねらい等の説明を行っています。

家読を柱にしてのまちづくり
大子町ではブックスタート、保育所での読み聞かせ、小中学校での朝読、
家読など読書運動を体系的に推進しています。
板柳町ではまちを活性化させるためには何よりも人づくりが大切。
小さい頃から読書に親しみ、想像力が豊かで優秀な人を育てることが、
やがてまちの財産になると考えています。
伊万里市では家読を広める中で家庭力を強めていきたい、
家庭力の向上が住民力の向上につながり、
やがて市全体が活性化していくまちづくりが語られました。

ノンフィクション作家 柳田邦男さん

また柳田氏からは「自分なんかどうでもいい」など、自己肯定や自尊感情が希薄な時代に、
親と子が会話をする時間を持つことがとても大事な意味を持っているとの話がありました。


わが町の家読のキーワード
大子町では、読書の街づくりを通じた人材育成と、
子育て世代が住みたくなる街づくりを目指しています。
板柳町は家庭での読書を定着させるには長い時間と根気が必要だが、
まちの未来を担う子どもたちに想像力や文章力が養われることを願っています。
伊万里市では、読書は頭と心に栄養を摂取する源。
学校と地域と家庭が三位一体で家読によって思いやりの心を醸成し、
いじめのない社会をつくりたいと語られました。

コーディネーター/富吉 賢太郎氏
結びに、コーディネーターの富吉さんは、景色十年、風景百年、風土千年という
言葉がありますが、私は家族みんなで本を読む家読運動というのは、
本のある景色作り、本を読む風景作りではないかと述べられました。

最後に塚部市長から来年はぜひ大子町で家読サミットを開催して欲しいとの提案があり、
綿引町長もこれを快諾、家読の波が全国へ広がっていくことが期待される大会となりました。

 
  
第1回家読サミットin伊万里 チラシ.pdf
  第1回家読サミットin伊万里プログラム・共同宣言.pdf

 
第2回茨城県大子町

 ●第2回家読サミットin大子
 日時 平成22年10月16日(土) 午前8時50分~午後12時30分
 会場 大子町文化会館「まいん」
 主催 大子町、大子町教育委員会
 共催 佐賀県伊万里市、青森県板柳町
 後援 茨城県教育委員会、茨城県図書館協会、大子町ロータリークラブ、常陸大子
    ライオンズクラブ、茨城新聞社、毎日新聞水戸支局、読売新聞東京本社水戸
    支局、朝日新聞水戸総局、産経新聞水戸支局、東京新聞水戸支局、NHK水戸
    放送局、(株)茨城放送、家読推進プロジェクト 
 

 10月16日(土)に茨城県大子(だいご)町で、「第2回家読サミットin大子」が行われました。定員の400名を上回る参加者があり、大盛会でした。
 オープニングは、地元大子町立依上小学校児童による、家読テーマソング「こころつないで」の合唱。
 基調講演では、ノンフィクション作家柳田邦男氏が、「絵本は子どもを育て、大人を変える」と題し、子どもと大人、子どもと家族の心のつながりにいかに絵本が大切な役割をもつか、その心の原風景を熱く語られ、満場の聴衆に感動を与えました。
 3自治体(※)の共同宣言も発表されました。
 来秋は青森県板柳町での開催です。

 下記リンクをクリックしていただくと、家読サミットin大子のプログラムと共同宣言をご覧いただけます。(ご覧いただくために、Adobe Readerが必要です。)

      第2回家読サミットin大子 チラシ.pdf
    家読サミットin大子 プログラムと共同宣言
 
※ 佐賀県伊万里市青森県板柳町茨城県大子町 の3地方自治体です。
 
第3回青森県板柳町

●第3回家読サミットin板柳
 日時 平成23年11月5日(土) 午前8時50分~午後12時40分
 会場 青森県板柳町多目的ホール「あぷる」
 併催 第1回子ども司書推進全国研究大会
    日時:平成23年11月4日(金)午後4時~6時
    会場:多目的ホール「あぷる」

 
    プログラム.pdf

 平成23年11月5日(土)に青森県板柳町多目的ホール「あぷる」で、「第3回家読サミットin板柳」と「第1回子ども司書推進全国研究大会」が開催されました。

 *板柳町多目的ホール「あぷる」
 

 *玄関に設置された立て看板
 

 *板柳町子ども司書の皆さんが出迎えてくれました。
 

 *ホワイエに飾られたサミット開催地の取り組み紹介
 ・第1回佐賀県伊万里市PRコーナー
 

 ・第2回茨城県大子町PRコーナー
 
 
  ・第3回青森県板柳町PRコーナー
 

 *次年度開催地三郷市のPRコーナー
 
  
 *オープニングセレモニーでは、板柳レディースコーラスにより家読テーマソング「こころつないで」の
合唱がありました。
  
 前回までは子どもたちの歌声でしたが、お母さん方の歌声は自分の子どもに語りかえるような優しさ
のある歌声でした。

 開会では、板柳町舘岡一郎町長が主催者あいさつをおこないました。
 

 *基調講演
 開会の後、ノンフィクション作家の柳田邦男さんの講演がありました。
 
 演題は「大人の再生・子どもの成長」~読み聞かせは子育ての特効薬~で、絵本の魅力を中心に話して
いただき、現代の社会の問題点やこれから子育てについての示唆を与えてくださいました。
 
 家読家族のスライドや生き方を教えてくれる絵本の紹介もあり、時間があっという間に過ぎてしまいました。
 
 *家読座談会「我が家での家読実践」
 板柳町の家読を実践している4家庭が、我が家の家読について話して、家読をもっと有意義なものに
するためにはということで話し合いました。
 
 我が家の家読.pdf
  
 *シンポジウム「読書で深い絆のまちづくり」
 佐賀県伊万里市塚部芳和市長、茨城県大子町益子英明町長、青森県板柳町舘岡一郎町長がシンポジスト
になり、家読推進プロジェクト代表の佐川二亮氏がコーディネーターとなって、「読書のまち」としてのこれから
が話し合われました。
 

 *家読サミット共同宣言
 
 三首長による家読サミット共同宣言がおこなわれました。
  家読サミット共同宣言.pdf

 この後次期開催地である埼玉県三郷市からの挨拶がありました。

 閉会のあいさつは、板柳町教育委員会中谷豊教育長が行いました。
 その中で、「世界のUCHIDOKUへ」という言葉が印象的でした。

 町内外からたくさんの方が参加してくださって、大変有意義なサミットになりました。
 来年、埼玉県三郷市でお会いいたしましょう。

<参考資料>
  第3回家読サミットin板柳 チラシ.pdf
  板柳町家読標語入選作品.pdf
  読書で深い絆のまちづくり.pdf
  家読をはじめる10のコツ.pdf
 第3回家読サミットin板柳・東奥日報社説.pdf
  伊万里市長雑感(第301号).pdf
 新うちどくサミット開催要項.pdf
 「家読サミット」ページ(「広報いたやなぎ」平成23年12月号から).pdf
 
第4回埼玉県三郷市

●第4回全国うちどくサミットin三郷
 日時 平成24年12月1日(土) 午前9時10分~午後12時40分
 会場 三郷市文化会館大ホール
 併催 第2回子ども司書推進全国研究大会
    日時:平成24年11月30日(金)午後4時~6時
    会場:三郷市文化会館小ホール
 主 催:埼玉県三郷市、三郷市教育委員会
   企画協力:家読推進プロジェクト
 後 援:文部科学省、埼玉県、埼玉県教育委員会、国立国会図書館国際子ども図書館
    日本図書館協会、埼玉県学校図書館協議会、
佐賀県伊万里市茨城県大子町
    青森県板柳町
埼玉県PTA連合会埼葛地区PTA連絡協議会
    朝日新聞東埼玉支局
埼玉新聞社 、産経新聞さいたま総局
    NHKさいたま放送局、東京新聞さいたま支局、毎日新聞さいたま支局
    読売新聞さいたま支局、
共同通信社さいたま支局、時事通信社埼玉支局
    東武朝日新聞、東武よみうり新聞社、東武新聞社、テレビ埼玉、JCN関東

  第4回全国うちどくサミットin三郷ポスター.pdf
  第2回子ども司書推進全国研究大会ポスター.pdf
    第4回全国うちどくサミットin三郷 報告資料①.pdf
  第4回全国うちどくサミットin三郷 報告資料②.pdf
  第4回全国うちどくサミットin三郷 報告資料③.pdf
  第4回全国うちどくサミットin三郷 報告資料④.pdf