気にかけなければ何気なく過ぎていく毎日ですが、家読が日頃の過ごし方を振り返るきっかけとなります。

家族で家読をする時には、テレビの音やゲームは必要ありません。テレビを消してゲームをやめて、静かな雰囲気で家読をおこないましょう。そしてその静かな雰囲気に慣れましょう。
そうすれば、きっとテレビの見過ぎやゲームのしすぎに気づくことでしょう。

毎日の慌ただしい生活の中で、家族のふれあい・親子のふれあいの時間を見つけ出すのは大変なことです。しかし、時間は作らなければ生まれてきません。家読で、質の高い親子のコミュニケーションをおこないましょう。

家読をおこなうことで、読書の楽しさを味わうことができます。その積み重ねにより読書を習慣化することができるでしょう。

子の第一義的責任を持つ保護者ですが、普段の生活の中では道徳的な話をすること機会は少ないようです。家読に使った本に流れる道徳的なテーマを話されてみてはいかがでしょうか。

絵本には、感動したり深く考えさせられたりするものがたくさんあります。絵本は、子どもだけが読むためのものではありません。おとなでも絵本の短いストーリーの中で、テーマに触れたり絵に感動したりすることができます。

親子であっても言葉を交わすためには、言葉を選びます。自分が伝えたいことを、言葉を選びながら伝える。そのことを積み重ねることにより、家庭内の言葉が磨かれていきます。