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市長雑感(第258号) 第1回家読サミット in 伊万里開催

市長雑感(第258号) 第1回家読サミット in 伊万里開催
(2009年11月12日更新)

第1回家読サミット in 伊万里開催


 「読みますよ 家族が輪になり まるくなる」

 これは、昨年、伊万里市が家族(うちどく)標語を募集し、最優秀賞になった波多津小学校、高森渚さんの作品ですが、1冊の本を中心にして、大人も子どもも家族全員が、一つの輪の中で、まなざしを合わせ、気持ちを合わせ、心を合わせている幸せいっぱいの家庭の様子が目に浮かんでまいります。

 このように家族が同じ本を読んで感想を語り合う、本来、最も親密な関係であるべき親と子のコミュニケーションを図る手段として、「家読」をまちづくりに活かそうと提案して3年目を迎えました。


 このたび、家読のまちづくりを推進されている茨城県大子町の綿引久男町長さんや青森県板柳町の福田幸盛副町長さんを迎えて記念すべき第1回の家読サミットを伊万里市で開催しました。

 私が家読運動に取り組もうと思ったきっかけは、3年程前、全国的に学校で「いじめ」が発生し、社会的な問題となり、その時、伊万里市は「いじめなし都市宣言」を行ったわけですが、いじめをなくすためには、子どもたちに「思いやりの心」を植え付けることが必要ではないかと思いました。

 その思いやりの心を育むためには、まず、社会の単位である家族の温もりやきずなを深めることが大切で、その手段として家での読書を通じて、家族との会話も図っていこうと「家読」の取り組みを思いついたのです。

 当日の基調講演には、ノンフィクション作家の柳田邦男さんがわざわざ伊万里までかけつけてくださいました。講演の内容は「幼き日の読み聞かせが人生を決める」というもので、一度読んだり読んでもらった絵本は楽しかったとか感動したとかはもちろん、それ以上の心の財産になるという内容でありました。

 事例発表は、黒川幼稚園と黒川小学校が実際の取組みの状況をわかりやすく発表され、聞く人にも大いに参考になったと思います。

 伊万里市は、まだ「家読によるまちづくり」が全市的に浸透しているわけではありませんが、除々に市全体に広がりつつあります。

 来年は、国をあげて読書に取り組もうという記念すべき「国民読書年」であります。それに先駆けて、全国初の「家読サミット」を伊万里で開催することができました。これをきっかけにして、全国各地で家読が行われるようになればと思います。

 

 最後に、大子町と板柳町と伊万里市で家読推進の共同宣言を行い、来年は大子町でサミットを開催するということで、家読サミット in 伊万里を閉会しました。


平成21年11月  伊万里市長 塚 部 芳 和



開会式でのあいさつ(平成21年10月31日:伊万里市民センター)

開会式でのあいさつ(平成21年10月31日:伊万里市民センター)

3市町で共同宣言(左から板柳町福田幸盛副町長、伊万里市長、大子町綿引久男町長)

3市町で共同宣言(左から板柳町福田幸盛副町長、伊万里市長、大子町綿引久男町長)

ノンフィクション作家柳田邦男さんの基調講演

ノンフィクション作家柳田邦男さんの基調講演